徳さんでフラクタルマップ!その3

きいろいばんぞく が あらわれた!

マヤ暦元年(ちがうんだが)の世界地図。

日本はギリシャ生まれの一神教に教化されておりました。多神教を信奉するマヤは異教を信奉する日本とギリシャに腹を立てているようですが、だいたいこの頃国境を開くことに同意します。



「戦争する気は無いけど腹が立つナリよ。ぷんすかぷん」



このゲーム、相手はプログラムですが生きてる人間だと思って応対しないと酷い目に遭います。
指導者にはゲームプレイにおけるボーナスである志向の他、性格も備わっています。たとえば徳さんこと徳川家康はとにかく国境を開いてくれない。技術交換もしてくれない。したほうが研究は進むんですが、まずこれをやらないのでAIの徳さんはどんどん遅れていきます。東の隣人ペリクレスは戦争よりも技術開発が好きです。放っておけば宇宙に逃げていくでしょう。
このような性格付けはだいたい把握できるのですが、おそらく乱数などをうまく使っているんでしょう、ええっまさか!?というような行動を取ることも時々あります。信じられないのですがAI徳さんが技術を恵んでくれることもあるようです。ルイ14世には施してもらったことあるんですけどね…。
さて、気の合う仲間がいればソリが合わない奴も世の中にはいますよね。シド星でもそれは同じで、宗教が同じだったり違ったり、国境を開いて長い時間が経つなどで態度補正がなされます。
異教徒の場合はマイナスが増えていったりします。宗教の創始者同士だと簡単に仲が悪くなりますね。他にも王族の結婚式イベントで戦争が引き起こされることもありますし(これも宗教絡みだなそういえば…)技術や資源、ゴールドの強要に従うとプラス、拒絶するとマイナスになります。
なので仲良くしたい国とは宗教を合わせたり無茶な要求も呑みましょう。これを利用すると自分から宣戦せず相手に弓を引かせることも可能です。
尤も、どんなに頑張ってご機嫌を取っても簡単に攻め込んでくる奴もいたりするのです。いちばん最初で「世界 vs 俺」を楽しみたがっていたモンテスマはその代表格。



「俺も好きだな」


そうそう、ズールーのシャカも戦争狂の一人。



「お前は正しい評価を下している(ー3)」


あれっ。



「お主もおったのかシャカよ」


まじすかww



「吾輩の北にいるナリよ」


マヤが国境を開いたので弓騎兵を偵察に出したところ接触したというわけですね…。
まあ正直隣人でなくて良かったです。マヤ=ズールー国境にはジャングルが広がっていました。ジャングルは草原の上に茂っていますが、森林と違ってハンマーが出ないどころかパンも1枚減っています。おまけに鉄器を開発しないと伐採できないので、熱帯雨林は南北を隔てる自然の障壁になりやすいです。
また移動力2の斥候や馬ユニットも移動に制限を受けるため、どの文明の視界からも外れたエリアに湧く蛮族のユニットや都市が出現しやすい場所でもあります。紀元元年の地図でも青緑のマヤ領と黄色いシャカ領の間に黒っぽい四角がありますが、蛮族はどの文明にも属さずひたすら攻撃を仕掛けてくる存在です。AIですが文明ではないので停戦を求めることもできません。
まさに蛮族。



「あの蛮族都市はこのあと美味しくいただくぜ」


まあここにいる人も黄色い蛮族と呼ばれておりますが。
後から判ったことですが、熱帯雨林の北にありがちな氾濫原(パン3枚なので人口を支えられるうえに川沿いコインももらえるので小屋を置いてコインを稼ぐことによく使われる。コイン=研究力なり)のありそうな土地は細く地峡状になっていました。大陸北部のズールー領は金銀にも乏しい土地だったので技術がそれほど進まず助かった…。



「我が国は金山3つ持っておるんだがのう」


ジパング万歳。

ズールーについてちょこっと解説

シャカさんは恐ろしい存在です。19世紀のアフリカ南部ズールー王国の王となったシャカ・ズールーが組織した軍は、インピと呼ばれる戦闘集団から構成されていました。



「戦場を倍速で駈けてやるぜ」


ゲーム中でも古代の槍兵を代替するUUとしてインピが登場しますが、イサンドルワナの戦いと呼ばれる戦闘ではズールー王国を植民地化しようと侵攻してきた大英帝国のライフル兵を相手に地の利を生かした奇襲包囲攻撃を仕掛け、これを殲滅してしまいます。なおイギリスのUUはイギリス赤服兵と呼ばれるライフル兵の代替品で、インピvs赤服のUU同士の決戦はまさにこの戦いを再現したものになります。



「ども。赤服です」


普通は赤服の圧勝のはずなんですが、雰囲気でいえば昇進なしの新兵赤服2、3体に40体くらいのインピスタックが殴りかかったようなものなんでしょうねえ…。
赤服も舐めてかかれないと気付いてしまったため、その後の戦いでは敗れていき、かつてズールー王国のあった土地は今では南アフリカ共和国のクワズル・ナタル州と呼ばれています。


なんとなくつづく