軍隊による人権侵害の今昔

訃報:李秀英さん86歳=南京大虐殺訴訟の原告
米兵イラク人虐待:海軍も虐待か 戦闘終結宣言直後、拘束者に−−ネットで写真公表
南京大虐殺がすでに厳然たる事実として紙面に載るっていうのはしょうがないんだろうかなあ。正確な規模を把握しないまま大虐殺という部分だけが一人歩きしているように思えてなりませぬ。731部隊はあれとしても。
そして米海軍特殊部隊による虐待。これだけ人権が叫ばれている現代において、世界の警察官を自負する民主主義国家の軍隊の中でもプロ中のプロであるシールズでもこれですよ。
現代はジャーナリズムが発達してますから、半世紀前だったら発覚しなかったかもしれないこともこうやって出てきます。だから帝国軍占領下の南京が始終平和にあったとも盲信しませんし、かといって三十万人の大虐殺があったとも盲信しません。虐殺の肯定も否定も、どちらも正しく立証され尽くしてはいないと思いますから。東京裁判において虐殺を否定する証言(それも日中どちらでもない立場からのもの)が押し殺された疑いもあるわけですし、虐殺は無かったとするものが捏造なのか、あるいは虐殺があったというのが捏造なのか。これも国を挙げてしっかりと検証していただきたいです全くほんとにもう。時間が経てば経つほど「伝説化」してしまって検証が困難になっちまうんだから。関係者も亡くなっていってしまうんだし。