二十二世紀には…

ふっと思ったんですが。私のオリジナルではなくプラネテスの原作でも語られていることですし、先日テレビ特捜部でも出てた話なので当たり前ってば当たり前なんですが。
放っておいてもイスラム圏から西欧型文明は撤退する日が来るわけです。
原油が無くなれば。
面白いことに、OPEC加盟国というのはこのようにイスラム圏の国が多いんです。インドネシアだってイスラム教国ですし。これはもう歴史を造った何者かの意志が働いているのではないかというくらいの感じがします。もっともこれ以外の国でも原油は出ますけどね。テキサスにも油井があるし。
しかしOPECの産油量調整は世界の原油価格に多大な影響を及ぼすわけです。
国際情勢は詳しくないのでそんな当たり前なことしか知らないんですが、もしもイスラム圏が欧米型の外交で欧米と対していこうとするのであれば、OPECの存在ってのはとてつもない脅威となり得るんじゃないかと(現になってます?)。アメリカばっかりの話じゃなく日本にだって脅威。油出ないんですから。
しかしそれだって二十二世紀には、遅くても二十三世紀には枯渇すると言われている原油に頼っている力なわけで。
枯れてしまう前に何とかしなければいけないのは、カードを失う(というかまあ存在意義が消滅する)OPECもそうですし、買ってる側もなんとかしないといけない。燃料だけではなく石油化学繊維だって使えなくなっちまうんですから大規模な代替資源開発を進めないといけない。
だからさっさと核融合炉建設を進めないとやばいんじゃないかと思うんですけどどうなんでしょうかねえ(全然関係ないけど核融合炉だって結局は熱交換器でお湯沸かして蒸気で発電するんでしょうか。電磁誘導だけでいけるのかなあ。断裂事故に注意)。いや、なにも融合炉だけじゃなくても太陽発電衛星打ち上げてもいい。晴れっぱなしの砂漠地帯に大規模な受電施設設ければ油無き後のイスラムにだって活路はあるかもしれないぞ。
とりとめが無くなってきた。もう時間はそんなにないはずなんだけどなあ。そういう危機感はあんまり聞こえてこないんだよなあ。