涙が止まらないよ

神様はいない。山田さんじゃなくて。いわゆる神仏はいないと思ってる。もともと宗教とは自堕落な人間が自らを律することで、争うことによる遺伝子淘汰ではなく、たとえ限られたコミュニティであっても遺伝子プールを維持する巧妙な手法の一つ、神や仏とは宗教下にある人間がその自我の均衡をとりたい時、または積極的に崩したいときにすがる対象として自らが生み出したものだと私は考えています。親しき者の死によるショックから救われたいとき、はたまたコミュニティを守らなければならない時、神仏は安定剤であり興奮剤であったと。
巧妙な仕掛けであるからこそ、科学技術が進歩した現代においてさえそれは人間の心に深く根付き、容易には解釈しきれないのだということはわかっているつもりです。宇宙を観測する者がいるから宇宙は今このように在る、という考えがありますが、逆だと思っています。宇宙はそこにあり、それを観測するからこそ我々は在ると。感じることを、思うことを知るからこそ自我はあると。
わかってる。
わかってるのに。
それでも…涙が止まらないよ。

[10/27 18:25]
◎車の中に長女とみられる足が見えるが反応ない。母親は生死不明の状態で病院に搬送

時事通信社

[10/27 18:54]
長岡市の土砂崩れ現場で救出された皆川貴子さんの死亡を午後5時6分に確認−病院

時事通信社

どうして、どうしてだよ。
みんな、何をしたっていうんだよ。
いるんだったら、もしその高みから見ているんだったらもうやめてくれ。
神様!