徳さんでフラクタルマップ!その1

せっかくなので

簡易レポ的なものを書いてみることにしよう。
マップはフラクタル。かなりテキトーに陸地が生成される。
パンゲアなら全文明が陸続きになるので(たまに1マス山岳で隔離されたりもするけど)接触や戦争が簡単になるものの、外交を誤ると世界vs俺になってしまうので気を遣うのである。



「それが楽しいんじゃないか」


閣下は黙っててください*1



「やっぱり日本がいいな」


ですよねえ。
というわけで日本でスタート。って、だいたいいつも日本なんですが。
指導者アイコンなんかはCiv4 Wikiから拝借してます(汗)。



「攻撃/防衛志向両持ちの拙者こそ最強」


こんな見た目ですがこれでもこのひと徳川家康です。

Civilization IVについて簡単な解説

このゲーム、序盤は基本的に陣取りゲームです。空き地に都市を築いていき、これを育てることで文明を栄えさせていくのですが、大地にはお米や豚さんなどの食料資源や金銀宝石などの幸福資源があちこちに点在しています。これらをなるべくたくさん抑える位置に都市を建設することで、人口の上限を伸ばしたり、伸び率を向上させることができます。

我が日本の首都・京都の都市詳細画面。
都市には一定の幸福衛生が数値として与えられていて、人口が1増えるごとに不幸不衛生が増えて余分が減っていきます。幸福の限界を超えると超過分の市民は不幸な市民となって労働に従事できなくなります。よくニートと表現されたりしますが、労働に従事できない=失業者と単純に置き換えてもいいと思います。
……ニートは文化に貢献(+1とか)してそうな気もしますしw
衛生は少々複雑です。市民1人を養うには食料の単位であるパンが2枚必要です。基本的にパンはタイルが算出する大地の恵みで、土地によって枚数が異なり、氾濫原の3枚から草原の2枚、平原やツンドラ、海洋などの1枚から氷原の0枚まであります。またタイルが丘陵の場合はパンが1枚減る替わりに生産に利用できるハンマーが1個増えますし、森林があるとパンはそのままでハンマーが増えます。丘でなくても平原ならばパンが1枚の替わりにハンマーが1つもらえます。またパンとハンマーの他にコインも重要で、川沿いのタイルにはもれなく1枚付いてきますし、沿岸では2枚付いてきます。砂金や貝殻が通貨として使われていたことを考えると納得ですねえ。
市民をタイルに配置することでパン/ハンマー/コインを回収します。都市が存在するタイルはパン2枚/ハンマー1個/コイン1枚を算出するので、そのままでも都市の人口を2まで伸ばすことができます。更に人口を伸ばすためにはパンが2枚以上拾えるタイルに市民を配置していけばいいわけですが、衛生を使い切ると超過分の人口と同じ枚数のパンが余分にかかるため、それ以上は1人につきパンが3枚必要になってしまいます。
これを解決するにはパンや衛生を増やせばOKです。さきほどの食料資源はだいたい+1してくれますし、同時にパンも大幅に増やしてくれるありがたい存在です。牛さんや豚さんを食べるためには労働者を使って農場を作ったり牧場を建てたりします。また食料資源だけでなく鉄や銅、石油といった戦略資源に鉱山や油井を建てたりもしますし、きれいな水(淡水の誤訳)のあるところには農場(+1)を、丘陵には鉱山(+2)を、草原や平原などには小屋(+1〜+4:市民を配置することで時間をかけて小屋→村落→村→町へと成長する。レベルアップごとにコイン1枚増加)を建てたりします。人口を増やすにはパンが、物を作るにはハンマーが、税収を得て研究を進めたり他国と取引するためにはコインが必要なので、労働者は絶対必要なユニットです。



「畑作から放射能除去までお任せだー!」


いつもありがとうよ*2
都市建設→労働者で地形改善→人口増加、ユニットや建造物を生産、増収。というのが内政の基本的な流れです。
最初のうちはね。

ちなみに幸福や衛生、指導者によっては+1や+2の能力を持った人もいます。これをもたらすものは志向と呼ばれるもので、一人につき2つの志向を持っています。
カリスマ志向は幸福+1、拡張志向は衛生+2、組織志向は都市の維持費が半額…といった固有のボーナスが存在するのですが、我らが徳さんが持っているのは攻撃志向(白兵/火器ユニットの攻撃力+10%)と防衛志向(弓術/火器ユニットの都市防御力+25%、先制攻撃のチャンス+1)。
内政ボーナスが無いのです



「二つ揃ってるのは俺だけ!」


まあルネサンス時代以降の火器ユニットは最初から攻めてよし・守ってよしになりますけどね…古代の国家拡張期はキツいっす。AI徳さんは鎖国好きの戦争屋なので技術の遅れっぷりが半端ないし。



「プレイヤーには良い練習になるからいいだろう」


はいはい

この星は我々が暮らすには狭すぎる!

シムシティじゃないのでのんびり街作りっていうわけにはいきませんのですよ。
京都を拓くと同時に最初からいる戦士で見えないところを探検です。陣取りゲームを制するためには自国周辺の資源については早いうちに把握しておく必要がありますし、地形改善を設置できる場所によっては資源に乏しくとも良い立地である場合があります。
そういうところにはさっさと入植してしまわないとこっちがあぶない。
とはいえ紀元前3000年の世界は危険がいっぱいです。



「感じる…あの薮の向こうにいるぞ」



「わおーん」



「HER HER HER...!!! BLAM!!! BAKO!!!」


狼とかライオンとか熊とかに襲われつつも腰みの戦士はどんどん進む。
いやほんと熊はあぶない。



「やっほーこんにちはー」


南東方面にて割とすぐにペリクレスさんちの斥候と邂逅を果たす。
ペリクレスギリシャの指導者で、がんがん研究を進めていくので互いに違う技術を開発して技術交換を進めていくことができるので彼が近くにいるとちょっと嬉しい。



「文化系技術は任せてくれたまえはっはっは」


とはいえ今回は近すぎるんじゃないですかペリクさん。
まあでもいいや。同じギリシャでもアレクサンドロスだったらそれこそ「お前は隣に住んでいるのだな(ー3)」いざ開戦、というような脳筋なので軽く眩暈がするところだけどペリクなら大丈夫だ。



「ん?呼んだか?」


呼んでない呼んでない。
そして戦士は西へ。



「マヤの力を怖れるナリ!」


マヤか…。
パカル2世。通称コロ助(似ているということらしいたしかに小さくて頭まるっこいからなあ)。



「何をコソコソ書いてるナリか!」


マヤもそんなに喧嘩っ早いほうではないものの、文化圧迫が激しくなって国境沿いが面倒なことになりがち。

これは下って西暦1460年、日本の外洋船が世界一周航海を果たした時点での世界地図。
右側の赤が日本領で右隣の水色がギリシャ、左の青緑がマヤ。
都市を建設しただけではこのような領土の確保には至らず、利用できるタイルも3×3の8枚(中央は都市が建ってるので)にしかならない。これを拡大して20タイルを利用できるようにしたり、国境を広げるためには文化を産出しなければならないのです。
文化は初期ならオベリスク(+1/ターン)や図書館(+2/ターン、+25%)を都市に建てることで少しずつ増やしていくことになります。都市の文化値が10になると国境が広がって20タイル使えるようになり、100貯まると一回り大きくなります。次が250だったかな?
このように一定の数値に達するとまた国境が広がっていくのですが、隣り合う文明同士の国境が接した場合、それぞれが産み出す文化値によって国境の押し合いが発生します。文化産出そのものが少なかったり蓄積が足りないと、それを上回る隣接文明の文化に押されていき、土地が奪われていったり、逆に奪っていくことになります。全ての都市が産み出す文化の総量によっても違ってくるのですが、どんなに国土が広く文化の総量が多い文明でも、国境沿いの小都市にはこの文化押しがけっこうキツいものなのです。場合によると隣の文化のほうがいい!と反乱が起きて都市が転向してしまうこともあるので馬鹿にできません。
文化を大幅に増加させるのは宗教関連の施設です。Civ4には7つの宗教が存在し、特定の技術を最初に獲得することでその宗教を創始することができます(瞑想で仏教、多神教ヒンズー教とか)。宗教は宣教師によって自国や他国の都市に広めることもできますし、労働者が敷設する道路や川沿い・海沿いにあることで繋がる交易路伝いにも広まっていきます。宗教が伝播するだけでも文化が産まれはじめますが、国境沿いならなるべく寺院(+1/ターン、+1)や僧院(+2/ターン、+10%)といった関連施設を建てていかないと競り負けることにもなりかねません。ターンごとの文化産出量だけでなく蓄積量も関わってくるのでなるべく早いほうがいいのです。
Civ4の「勝利」には色々なパターンがあり、その中でも比較的難易度が低いものが「文化勝利」です。これは3つの都市の文化蓄積量を50000にすることで達成できるもので、パカルはこれを狙ってくることが多い印象。
また図書館や僧院は「+25%」などとなっていますが、このビーカーは研究力の単位です。ビーカーはコインを変換することで得られ、1ビーカー=1コインになります。つまり図書館を建てることで変換後のビーカーを増加させることができるわけです。
タイルから市民が回収したコインによる収入のうち、何%をビーカーに変換するかを調整することができます。多くすればそれだけ早く技術開発が進みますし、少なくするとゴールドとして国庫に入る金銭が増えます。国の財政は現実と同じで都市や国家そのものの維持費や軍事ユニットの維持費、他国との取引による支出が収入を上回ると財政が破綻してユニットが解散していったりします。



「大丈夫ナリよ、吾輩が狙うのは文化勝利だから襲いかかることなんてないナリ」


その文化勝利が問題なんだがな…。
まあいいや、3都市なければ勝てないから2都市にまで減らしてやる。


長くなったんでつづく。



「ちゃんと続きを書くのだぞ(ー1)」


はーい。

*1:アステカの指導者モンテスマは「隣だったから」という理由で殴りかかってくるような戦争屋の一人だが、シャカ・ズールーあたりと違って技術開発が早い時もあるので色々と油断できない御方。

*2:放射能除染は時事ネタではなくて実際にやらねばならない場合があります。平気で核攻撃もあり得るうえに、原発を建てた場合メルトダウンによって都市周辺が汚染されることもあるのです。現実とは違って除去すればいいんですけどね。ちなみに実際やったことはまだありません。