反日的分子

日本人人質「反日的分子」 参院決算委で柏村武昭議員
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040426-00000246-kyodo-pol

ここまで来たか。(^^;
柏村議員はつまり助ける必要無しと言っているわけですかね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040426-00000004-mai-l23
こういう動きも反日分子の仲間と。
反政府思想の持ち主に対して税金使って何かするということを否定するということはつまり国家として彼らに対する基本的人権の尊重を否定するということになりはしませんでしょうか。
国としては知らんよ、と。
ならばそんな反日的分子から税を徴収しても平気なのでしょうかこの方は。日本国民としての権利も彼らには与えたくないのでしょうかね。この国に住むなと。
国のやることは全て何の間違いもないと。
一億歩譲ってたとえ間違っていても反論するなと。
うーむ。
日本の民主主義ってのは昭和二十年八月十五日正午を以てこういう考えから足を洗ったと思っていたんですが。
絶対持つなとも言いませんよ。言論の自由は一応保障されているはずですから。
もし自衛隊イラク派遣に賛成の立場を取る人物がNGOとして現地に赴き誘拐されていたら、この議員さんは何と言っていたのでしょうかね。自衛隊の働きに共感して私も役に立ちたいとして現地に向かった人物の場合は。褒めちぎるのかな。
国外問題への発言はすぐ訂正したがるような議員さんがそんなこと言っても説得力ないと思いますがねえ。
もしも中国との関係悪化を懸念しての訂正であるならば、自身の発言が国家にとってよからざる結果を生みかねないと認めたことになるわけでしょうから、この議員ご自身も反日的分子と言われても仕方ないのではないかなあ。


ちなみに

命なくしても自分の責任 極端に言えばと福田氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040426-00000186-kyodo-pol

こっちは同意。
私よりも色々なことにお詳しい方々でしょうから、もし万が一の時は死ぬ可能性もあり、ひとたび拉致されればテロに屈しない(テロリストではないわけですが)方針明白だけれども救出作戦を敢行できる即応部隊もなく*1屈しないけど交渉するしかない日本政府には武力救出などできるはずもなく、徐々に悪化しつつある現地情勢下においては米軍特殊部隊に救出を依頼することもままならぬ可能性も十分考慮しての行動だったのでしょう。多分。


言動の過激さ具合でいけば後から拉致された二人の方が上をいってると思いますが、騒ぐのは沈黙している先の三人の方が常に大きく取り上げられ、はっきりとした意志を持ってる後の二人の記事がなんかあんまり見あたらない…というよりも、バッシングの矛先が明確に三人に向いている。
世論が曖昧さに不満なのか、親族の言動に反応しているのか*2

*1:習志野やSATはあっても政府内部で紛糾しているうちに三日過ぎる。それに撤退しないと即答したわけだから三日という期限そのものも怪しくなる。

*2:まあたしかに私の子供が現地で拉致されたら赤の他人ではなく他ならぬ自分を身代わりにしてくれと言うような気がしますが。もっともこれには国民を守れない政府に対する不満も現れているんでしょうけど。政権党の議員が反政府分子扱いしているのでは親の身代わり案も突っぱねられそうですが。