軽量級惑星の宝庫

グリーゼ581といえば三番目に見つかったGliese 581dがハビタブルゾーン*1に入っているいや入っていないと話題になった系外惑星ファンにとっては聞き慣れた恒星ですが、今回四つ目の惑星Gliese 581eが発見され、その質量が地球の1.9倍とこれまで見つかった系外惑星では一番軽いものであるらしいことがわかったそうです。
爆笑問題が出てるTV番組で、ホットスポットでチューブワーム食ってるタカアシガニにしか見えない「エウロパ星人」とともに「グリーゼ581星人」という想定上の生命体(知性体には見えなかったなあれは…)が登場したこともありましたが、最軽量の地球型系外惑星Gliese 581eの発見、そして計算し直したらやっぱりハビタブルゾーンぎりぎりセーフだったらしいGliese 581dと、系外惑星探査を語る上で外すことのできない星系としての座を確立しつつあるようです。将来探査機を飛ばす時が訪れたとしたら間違いなく候補に入ることでしょう。

*1:恒星からの距離がほどよく、惑星表面上の水が液体でいられるための軌道半径の範囲。水を利用する生命が発生、生存するためには惑星がこの範囲内で公転していることが必要と考えられている。