鄭和の大航海

先日弟から「中国で造船所の遺跡が見つかって、巨大船を作って世界一周もしていたらしい」という話を聞いた。
えーまじかよ。と思って検索してみたところ、明の宦官「鄭和(ていわ)」が当時の明の大航海事業を率いていたという話に辿り着く。
公式に認められているのはインド洋沿岸地域への航海で、ケニアまで行っていたという。
まあでもそのくらいだったらそういえば高校用の世界史参考書(自分で買った)でも見た記憶があるなあ。
と思っていたら。
どうもカリブ海やカリフォルニア、オーストラリアまで行っていた可能性があるらしい。
カリブやオーストラリアで古い中国の難破船が発見されているらしいし、各地に残る様々な証拠(中国由来のものと思われるものもあるとか)を考えると、1420年代には世界一周していたのではないかという。
記録がその後の政争で焼かれてしまったというのもまあ中国っぽい。コロンブスの航海以前にヨーロッパへ世界地図が入っていて「マゼランは『マゼラン海峡』の地図を持っていた」なんていう話もたしかにあり得るかなあと思う。
「記録」だけが全てじゃないっていうのは歴史の面白いところだなあ。