疎外

尼崎脱線事故 JR西、追悼慰霊式の式次第発表(神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000012387.shtml

どうして外すのさ。
と言うとお怒りになる方も多いんでしょうね。
事が全く彼一人の責任であって他者に責任の所在が全く無いのであればそれも仕方ないことかもしれないが。


トカゲのしっぽのようにも思えてしまった。
外すならJR西そのものを外すべきだと私は思う。


社員でしょう?
あなた方の会社の社員だったのでしょう?
彼にレバーを握らせていたのはあなた方でしょう?
勝手に列車を運転してスピード出しすぎで事故を起こした第三者ではないでしょう?


原因の究明はとても大事だし、大切だし、怠ってはならない。
責任がどのように渡っているのかをはっきりさせることもまた必要なことだと思う。
何が正しくて、何が間違っているのか。
でもそれをはっきりさせることと、彼一人をいわば「犯人」扱いして疎外し続けるのはどうか?
彼は百パーセント純粋な加害者なのですか?
ひとかけらたりとも被害者ではないのですか?


ウィンストン・チャーチルの言葉を思い出した。
太平洋戦争当時、レイテ沖海戦で最大の目標であった泊地突入、米上陸部隊への攻撃を目前にして反転した大日本帝国海軍第一遊撃隊司令官の栗田提督についての言葉。
http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/ren-reite.htm
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