思い出

WEB110
他人事ではないだけに(--;)ブルブル。


昔の職場で。
事務のおばちゃんが電話に出ると「宅急便の者ですが、そちらの若い店員さんについてもらった印鑑がかすれてて名前がよく確認できない。一応教えていただけますか」という内容だったらしい。
人のいいおばちゃんは素直に私の苗字を告げ電話を切ったという。


数日後。


職場の住所で私宛(苗字のみ・笑)に謎な封書が届いた。▲▲▲▲というどこかしらの社名と電話番号が記されていた。
なんじゃこりゃと封を開けると、なんとか建築資格取得講座のご案内と、テープ一式十数万円の広告が。
あーあーはいはいそうですかと思い、それでも捨てるのはなんか勿体ないなぁと思って戯れに持ち帰ってみたりした翌々日、今度は職場の雇用主の社名で私宛に全く同じ内容の封書が届いた。またも苗字のみ。
どこで俺の情報が漏れたんじゃあと思いつつ今度は未開封でお持ち帰り。自室の引き出しに放り込んでそのまま就寝。


また数日後。


職場に一本の電話がかかってきた。内線で呼ばれたのは私。
「あーはいはい」電話に出て「○○ですが」
『あーもしもし、▲▲▲▲の者ですがー』キター!
すげー怪しいと思いつつ「はい何でしょう」平静を装いつつ。でも心の中ではどうしようどうしようもし何かいちゃもんつけられたら。なんか関西っぽいイントネーションだし。
『先日お送りした資料の件でお電話したんですがー』キター!
どう応えればベターなのかと心中焦り、ここでふっと学生時代に身についた悲しき言い逃れ能力が。


「いや…何のことでしょう」こんなんで効くのか!?(^-^;)


『なんちゃら資格取得の資料なんですがー』


「んー…いやぁ来てないですねぇ」


『こういう色のこういう封筒なんですがねー』


「あーなるほど。いやぁでも来てませんが」


すると


『あーほぅですかー』がちゃ


その後、おばちゃんから電話の話を聞き、おそらくこうやってどっかの事業所に電話をしては餌食となる若い奴を漁って怪しげなものを送りつけている類の一部ではないかという結論に達した。
封筒も捨てちゃったし今では社名も忘れてしまったが、とりあえずすっ呆ければ大丈夫だということがわかったので実にいい経験だったと思う。
あ、そこの人。もう送らないでね(^_^;。っていま仕事ないじゃん(爆)。